タレントで元女子プロレスラーの北斗晶(47)が29日、テレビ朝日系「徹子の部屋」で、育児とプロレスラーの両立で、バッシングを受けた過去について明かした。

 北斗が育児をしていた1999年頃、結婚している女子プロレスラーはまだ珍しく、まして子供を産んでいる女子プロレスラーなどはいなかった。

 プロレスラーという職業が「殴ったり蹴ったりする仕事」であることから、日本初の“ママレスラー”となった北斗には、批判の声もたくさんあったそう。北斗は、「結構いろんなところで、いろんなことを言われた」と振り返る。

 北斗は当時の心境について、「パイオニアじゃないですけども、女性だって、結婚して子ども産んだって、自分の仕事ができるというところを示したい」と語る。

 しかし、育児とプロレスの両立にはやはり苦労したらしく、「試合に出るギリギリまでミルクをあげて、哺乳瓶を置いて木刀に持ち替えた」と当時のエピソードを苦笑混じりで話す。だが、そんな苦労の甲斐はあったようで、北斗は「(プロレスラーは)結婚しても続けられる仕事になったと思う」と笑顔で語っていた。