第24回東京国際映画祭特別招待作品「ハードロマンチッカー」(グ・スーヨン監督、11月26日公開)の上映舞台あいさつが26日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、主演の俳優松田翔太(26)、永山絢斗、遠藤要、渡部篤郎と主題歌担当の黒夢が出席した。海外からも観客が集まり、前売り券はわずか2日で完売したという。グ監督は「この映画は邦画…日本映画にあまりない味がある。東京国際映画祭で上映して、次は海外という夢を持っていきたいと期待しております」とあいさつした。

 暴力しか知らない若者たちの毎日を描く過激な作品だが、松田は「暴力的な描写を使った芸術をつくろう、というのが(映画に)参加した理由です」と語った。また、渡部は「(自分が)唯一、まともな役なので参加しました。あと若い人たちと会いたかった。特に翔太くん。(住んでいる)町が近くて近所でよく会うんです。あいさつするくらいで」と明かし、松田も「そうですね」と笑った。

 出演者と監督には、ハードロマンチックな格好いい男になるには?

 という質問があったが、永山は「ちょっと分かんないです。宿題にさせてもらっていいですか?」とジョークを飛ばして客席を笑わせた。