映画「はやぶさ

 遙かなる帰還」(瀧本智行監督)の初日舞台あいさつが11日、都内の丸の内東映で行われた。主演の渡辺謙(52)を筆頭に、江口洋介(44)夏川結衣(43)小沢征悦(37)中村ゆり(29)吉岡秀隆(41)藤竜也(70)、滝本監督(45)の8人が登壇。プロジェクトマネジャーの渡辺は、63日間、総移動距離42万キロに及ぶプロモーション活動を経て、この日に手元を離れる自信作に、「一抹の寂しさを感じます」と男泣き。509席満席の場内から大きな温かい拍手が鳴りやまなかった。

 “世界の渡辺”が1年間、心血を注いだ注目作だけに、上々の客足だった。舞台あいさつのあった丸の内東映<1>は、2階席も開放し、509席超満員。舞台あいさつ後の上映でも、東映前に観客が並び、満員御礼が続いた。関係者は「舞台あいさつのない2回目もびっしり(の客入り)で手応えを感じた」と話していた。