俳優陣内孝則(51)が、全ちびっ子の大敵になる?

 映画「劇場版

 仮面ライダーウィザード

 IN

 MAGIC

 LAND」(中沢祥次郎監督、8月3日公開)の製作発表が3日、東京・シアターGロッソで行われ、ゲスト出演する陣内らが出席した。

 陣内はウィザードの敵役で「魔法使いの国」の大王の部下オーマ大臣を演じる。10年「劇場版ポケットモンスター

 ダイヤモンド&パール

 幻影の覇者ゾロアーク」でも悪役で声の出演をしている。

 「思い起こせば3年前、ピカチュウと戦ったことがあります。いずれ仮面ライダーとも戦うんだろうなと思っていたら、お仕事をいただきました。今後はクレヨンしんちゃん、ドラえもんも、戦う相手として視野に入れて、芸能活動にまい進したい」。得意の高笑いで悪役の頂点を極める覚悟を口にした。

 撮影の苦労を問われると「持ち前の爽やかさと透明感のある演技を押し殺すのが大変でした」と真顔で言い切った。司会者に「笑いが起きてますよ」と突っ込まれると「ケンカ売ってんのか?」とすごむなど、やりたい放題だった。

 撮影中、別のスタジオで行われていた子役オーディションに参加した子供たちに囲まれたという。「今、仮面ライダーと戦ってきた。大したことはなかったよ」と見えを切ったところ、プロデューサーが慌てて飛んできて「子供たちの夢を壊さないで下さい」と注意されたという。

 陣内一色になったのは、この日の会見場だけではなかった。陣内が撮影現場に数十枚の「陣内Tシャツ」を持ち込んだところ、スタッフが次々に着始め、異様な光景になったという。ウィザードを演じた白石隼也(22)からは「何かの後援会のようでした。現場が陣内さんファンの雰囲気に持って行かれました。それに負けないように演技しました」と、仰天エピソードを明かしていた。

 奥仲麻琴(19)永瀬匡(20)戸塚純貴(20)高山侑子(20)忍成修吾(32)中沢監督らも登壇した。