ももいろクローバーZが27日、都内で行われた主演映画「幕が上がる」(本広克行監督、2月28日公開)完成披露試写会に参加した。その客席で、熱烈なモノノフ(ももクロファン)として知られる大リーグのヤンキース田中将大投手(26)が、サプライズで鑑賞していた。田中の登場に、メンバーはビックリ。百田夏菜子(20)は「えっ?」と絶句。高城れに(21)が「何やってるの?」と聞けば、玉井詩織(19)は、田中が座っていた劇場後方の座席のファンに「そこの人(田中を)分からなかった」と仰天した。田中は「上映する前にサッと(入った)」と笑った。

 舞台あいさつで、田中の口から映画の壮大なキャンペーンが発表された。「行くぞ、全国!

 待ってろ、全館!」と題し、ももクロが上映する全国127館を行脚する。北は北海道から南は沖縄までで、総移動距離は地球1周4万キロを上回る5万キロに達する予定。配給のティ・ジョイによると、主演俳優が127館もの舞台あいさつを回るのは史上初という。

 高城は「100%出し切った映画。(120%にするため)残り20%は皆さんの愛で埋めてほしい。5回は見てほしいし、最低10人に勧めてほしい。これから全国に飛び出して、映画をたくさんの人に広めたい」と宣言した。