俳優小林薫(63)が31日、東京・丸の内TOEI1で行われた主演映画「深夜食堂」(松岡錠司監督)初日舞台あいさつで、自身のこだわりめしで知人を離婚させた衝撃の過去を明かした。

 小林がマスターを演じる食堂「めしや」を舞台にした物語にちなみ、思い出のめしについて質問が飛んだ。小林は苦笑しながら語った。

 「僕は普段、料理を作らない。でも納豆に、ねばねばした食材を混ぜて作る、五色納豆に凝ったことがある。北海道の知り合いの農家で五色納豆を作ったら、(知り合いが)納豆が嫌いなのに作ったら食べた。そうしたら奥さんが『納豆が嫌いなのに、小林さんの五色納豆だけ食べる』とヘソを曲げ…離婚してしまって」

 小林によると、離婚した知り合いの農家は、後に「幸せな再婚をした」という。

 この日は小林のほか高岡早紀(42)柄本時生(25)多部未華子(26)筒井道隆(43)菊池亜希子(32)オダギリジョー(38)と松岡監督が登壇。舞台あいさつの最後には、間近に迫る節分に引っかけて豆まきも行われた。司会の「鬼は外!」の声に、俳優陣は「福は内」ならぬ「福はめし!」と言って3回、豆をまいた。