26日に死亡した川田亜子アナと今年4月からBS朝日「医療の現場!」(土曜午後6時)で共演しているキャスターの鳥越俊太郎氏(68)は、24日にメールでのやりとりを交わしたばかりで、悲報に驚きを隠せなかった。鳥越氏によると、川田アナがブログに「体調がすぐれない」などとつづったことを心配して、次の収録が行われる予定だった30日に食事に行く約束をしていたという。

 「土曜日(24日)に、レストランの予約をしたとメールで連絡したら、その日に返事が来ました。『まじめな川田は落ち込んでいましたが、朝からメールをいただいて元気になりました。楽しみにしています』と書いてあったので、少なくとも土曜日午後2時半までは、(自殺するような)そういう精神じゃなかったと思います。彼女の心の中で何が起こっていたのか分かりませんが、もっと早くに話を聞けなかったのだろうか、助けてあげられなかったのだろうかと思うと本当に悲しくてつらくて、残念で悔しい」と話した。

 川田アナと最後に会ったのは同番組の収録が行われた今月9日。同局関係者は「いつもより少し元気がなかった」と言うが、収録では普段と変わらない様子だった。この日は3回分収録し、31日分は未放送だが、新たに収録し直したものを放送する。

 川田アナは現場スタッフの間でも「まじめな人」という評判だった。鳥越氏は「一生懸命で、神経が細やかで優しい人でした。若いから失敗してしまうこともあるけど、自分を責めてしまうところもあった。娘を突然奪われたような気持ち。ご両親のことを思うと、本当に悲しいです」と悼んだ。