「週刊モーニング」(講談社)に25年にわたり連載されている、うえやまとち(54)の人気漫画「クッキングパパ」が、フジテレビ系で山口智充(39)主演で初めてドラマ化されることが分かった。1984年(昭59)の連載開始から今年1月には1000回を突破。今月23日には第98巻の単行本が出版される。物語の舞台、福岡のテレビ西日本開局50周年記念特別番組として、8月29日に放送される。

 福岡・博多の街でバリバリと働く主人公のサラリーマン荒岩一味は、見かけはごついが家族を愛する家庭人。家族の笑顔を見るために料理の腕をふるうアットホームな物語。荒岩を演じる山口は、お笑いコンビDon

 Doko

 Donのボケ担当。ぐっさんの愛称で物まね、歌手、司会者としてバラエティー番組を中心に活躍。俳優としてもNHK大河「新選組!」の永倉新八役や、主演する「奇跡の動物園~旭山動物園~」シリーズの獣医師役で評価が高い。瀬戸島正治プロデューサーは「寡黙で力強い父親役にピタリとはまる。原作のイメージからも山口さん以外は考えられませんでした」。山口も「僕がやる『クッキングパパ』がどうなるのか、自分でもすごく楽しみ」。妻の虹子を演じるは福岡出身の富田靖子(39)。「出身地の福岡が舞台なので、今から撮影が楽しみです」と話している。