タレント中山秀征(41)と宝塚出身女優真琴つばさ(43)のミュージカル「SHOW店街組曲

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 Best」(東京芸術劇場)が、来年2月に上演されることが12日、分かった。昨年と今年の舞台が好評だったため、東京都から再演の指名を受けた。今回は昨年8月に死去した作詞家の阿久悠さん(享年70)と、作曲家の筒美京平氏(68)のそれぞれの名曲で全編が構成される。

 昨年、中山が8年ぶりに舞台に出演した作品「SHOW店街組曲」が、3年連続で公演されることが決まった。1回目の07年5月は、作曲家の筒美氏の作品42曲で、2回目の今年2月は阿久さんの名作30曲で、それぞれ構成された。筒美氏は作曲家として、阿久さんは作詞家として、それぞれ邦楽シングル曲売り上げ歴代1位の記録を持つ。

 日本人が誰でも知っている昭和の名曲でつづるミュージカルは、全公演満員御礼の人気を博したため、来年の東京都の「ミュージカル月間採用作品」に選ばれた。中山は「歌あり、笑いあり、涙ありのエンターテインメントショーの王道。皆さんの声に応えて、再演できることがうれしい」とコメントした。

 今作は、筒美氏と阿久さんの作品を組み合わせる完成形を披露する。当然、ラストのエンディング曲は、2人の共作で71年の日本レコード大賞を受賞した尾崎紀世彦(65)の「また逢う日まで」が、真っ先に決定した。

 中山と宝塚歌劇団出身女優との相性はバッチリだ。中山の妻は、元星組娘役の白城あやか(41)。舞台のパートナーの真琴も月組男役出身。真琴は「ゲイの役もこなすヒデさんに再会できるのが、今から楽しみ」と話した。

 07年に亡くなったあこがれの先輩の植木等さん(享年80)から授かったのれんを楽屋に取り付ける中山は、老若男女が楽しめるエンターテインメントを披露する。