携帯電話のソフトバンクが、チャンピオン賞金1億円、賞金総額2億2000万円のお笑いバトル「S-1バトル」を始める。29日、都内で行った新機種発表会で発表した。史上最高賞金をかけたバトルは3月1日から始まる。

 同社の孫正義社長(51)は「携帯をもっと楽しく使ってほしい。(賞金)金額が大きすぎるという議論もあったが、ゴルフやF1などスポーツに比べると、お笑いの賞金は低い」と説明した。

 同バトルは、キャリアやジャンルは問わない。漫才、コント、物まねなどオールジャンルで争う。携帯を使って、映像を配信し、利用者が審査員になるというシステムだ。

 この日オープンした専用サイトに登録すると、毎日ネタ画像がメールで送られてくる。面白い芸人に投票し、月間チャンピオンが決定する。月間チャンピオンの賞金も1000万円と高額だ。2回以上、月間チャンピオンになってもいいため、毎月優勝し、決勝でも優勝すれば、2億2000万円総取りの可能性もある。

 月間チャンピオンが出場する最終決戦は、テレビで生放送する予定。最終決戦も利用者、視聴者が審査員として参加。また、投票した利用者にも抽選で1000万円が当たるという。

 春は学生を中心にして、新規契約が増えることから、ブームのお笑いコンテンツで契約者獲得を目指したい意向だ。現在、ソフトバンクの契約者数は約2000万人。同社では100万人以上のサイト登録を目指している。この日の発表会には、ロンドンブーツ1号2号、フットボールアワー、世界のナベアツ、キングコングらが出席した。

 [2009年1月30日7時0分

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