マイケルさん追悼の集まりが26日、世界各地であった。ロンドン中心部ではネットでの呼び掛けに応じたファン数百人が「BAD」などを歌った。パリ・ノートルダム寺院前の広場でも若者約2500人がマイケルさんの曲をかけてしのんだ。モスクワでは街角に多数の花束が置かれた。ロシアでは、マイケルさんはペレストロイカ(改革)世代の象徴になっており、死去を知り自殺を図ろうとした人もいたという。

 フィリピン中部セブ州のセブ矯正拘置所では27日、収容者約1500人が追悼のダンスを踊った。地元メディアが伝えた。同拘置所では、マイケルさんの曲などに合わせた集団ダンスを矯正目的で行っており、祈りをささげた後「スリラー」などの曲で踊った。

 世界各国のメディアは急死をトップ級で扱った。英大衆紙サンは「ダイアナ元皇太子妃やジョン・レノンの暗殺以来、世界を揺るがしたニュース」、大統領選挙問題で揺れるイラン国営通信は「米メディアの関心をそらした」と報じた。

 [2009年6月28日9時28分

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