糖尿病治療で年内休養中の立川談志(73)が書き下ろした「談志

 最後の落語三部作」の第1弾「談志

 最後の落語論」(梧桐書院)が16日、発売された。

 20代で「現代落語論」、40代でパート2「あなたも落語家になれる」を書いているが、今回は集大成ともいえる本で、談志は「落語に対する能書きを本にするのはこれが最後かもしれない。書けるところまで書いてみるとする」。9月の休養入り前に大半を書き終えたが、9月初旬に1週間の検査入院を行い、その後は自宅療養しながら、本の最終チェックをしたという。

 来春に第2弾「談志

 最後の根多帳」、来年冬には最終章の自伝的な「談志

 最後の狂気」が発売予定で、談志は自宅で執筆中という。体調が回復次第、落語の仕事も再開するつもりで、来年4月13日には「最後の落語論」購入者限定で談志も出演する「立川流落語会」を開催する。今回の出版についての談志のメッセージは「“最後”だよ、買うかい?」。

 [2009年11月17日9時0分

 紙面から]ソーシャルブックマーク