脚本家、映画監督の三谷幸喜氏(49)が、50歳を迎える2011年を「三谷幸喜

 大感謝祭」とし、舞台4作品をはじめ、映画、ドラマ、小説を発表することを22日、都内で明らかにした。

 三谷氏によると、支えてくれた人々や、原動力になった舞台や映画への恩返しという気持ちで、1年間は間断なく作品を発表することにしたという。1月7日に藤原竜也、中村勘太郎、吹石一恵の3人芝居「ろくでなし啄木」(池袋・東京芸術劇場ほか)の公演がスタート。小日向文世、段田安則らが出演し、ナチス幹部と映画人を描いた舞台「国民の映画」(3月7日~、パルコ劇場)、ロンドン留学中の夏目漱石を描いた舞台「ベッジ・パードン」(6月6日~、世田谷パブリックシアター)と続く。同作には野村萬斎、深津絵里らが出演する。

 その後もWOWOWドラマ「ウォーキング・トーキング」、映画「ステキな金縛り」が来年秋公開され、西村雅彦、近藤芳正の舞台「90ミニッツ」(12月、パルコ劇場)の公演がある。三谷氏は「50歳になると先が気になる。書く作業はパワーがいるので、60歳くらいまでかなとも思う。書けるうちに書いておきたい。最初で最後の記念イベント」と話した。

 [2010年7月23日8時46分

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