10月27日にメジャーデビューしたばかりの3人組声優アイドルユニットLISPが、わずかデビュー1週間で横浜アリーナのステージに立った。4回目となるアニソンの祭典「ANIMAX

 MUSIX」が3日行われ、LISPは1万人超の観客の前で新曲「恋する乙女のカタルシス」を生歌で初披露した。キュートさ満点のパフォーマンスで早くもファンの心をわしづかみにした。

 「一番好きよ~」。このワンフレーズだけで横浜アリーナを恋のピンク色に染めた。「ANIMAX-」の定番のファンが選ぶ名曲を歌う企画で、LISPは「うる星やつら」の主題歌「ラムのラブソング」を歌った。ピンクのシャツに白のミニスカ姿で、甘い歌声と一糸乱れぬ回転ダンスを披露し会場も大興奮。阿澄佳奈、片岡あづさ、原紗友里は「こんな大きなところで歌えて、本当にうれしいです」と喜んだ。

 初体験のビッグイベントに本番前は緊張がピークに達し、控室で円陣を組み「がんばりすぷ」と気合を入れた。すると本番では驚くほど冷静になれたという。阿澄は「出る前までの緊張はとんでもなかったのですが、始まっちゃうと一瞬。本番はビックリするぐらいうまくいった」。片岡は「きちんとお客様の顔が見えてホームな感じがしました」、原も「とても楽しく歌えました」と手応えを口にした。

 ライブは日本はもちろん、ドイツ、イタリア、チェコなど海外18の国と地域での放送が決定し「世界デビュー」へ期待も高まる。5日から日刊スポーツ紙上でスタートする「アニ★グラ」に登場する阿澄は、日刊スポーツの読者に「等身大の私をお伝えできるようなコラムにしたいと思っております。肩の力を抜いて、ゆるりと読んでいただけるとうれしいです」とメッセージを送った。

 [2010年11月4日8時27分

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