声優で歌手の戸松遥（２２）が、ミュージカル「サ・ビ・タ」（東京・青山円形劇場で１０月１８～２８日、福岡・黒崎ひびしんホールで１１月４日）で舞台に初挑戦することが２７日、分かった。女性声優４人組ユニット「スフィア」としてリリースしたアルバム「Ｔｈｉｒｄ

　Ｐｌａｎｅｔ」が１０日付のオリコンデーリーランキング１位、２３日付ウイークリーランキング３位と、飛躍を続ける戸松が新境地を開拓する。

　「サ・ビ・タ」は韓国のミュージカルで、９５年の初演からロングラン上演が続いており、日本でも３度目の上演となる。戸松演じる結婚カップル盛り上げ業の女の子ユ・ミリが、数年ぶりに再会しながら気まずい男兄弟の家に、勘違いして飛び込む物語。登場キャスト３人で、１００分間演じ続けるハードな舞台だ。

　戸松はＴＢＳ系アニメ「夏色キセキ」など、人気アニメで主要な役を数多く務め、「スフィア」でも日本武道館や横浜アリーナなど大舞台を経験しているが「すべて初めての経験。何から何まで声で表現するので動き慣れていない」と気を引き締めた。ここ２、３年、新たな表現の形に挑戦したいと舞台への挑戦を熱望。３６０度の円形舞台という斬新な設定もあり「自分をすべて使ってミリを表現したい。舞台を経験した後で、自分はものすごく変わると思う」と意気込んだ。