俳優石田純一(58)の妻でプロゴルファー東尾理子(36)が5日夜、都内の病院で第1子となる男児を出産した。石田は6日、都内で会見を開き、理子への感謝の言葉を口にし感激の涙を浮かべた。結婚から約3年、夫婦で不妊治療にも取り組んできた。理子は出産中、意識を失いかけた瞬間もあったという。この日は男児とのツーショット写真も公開、息子の人生を1日でも長く見届けたいと満面の笑みを浮かべ話した。

 会見場に現れた石田は「5日午後7時24分、3362グラムの男の子が誕生しました。母子ともに大変健康で幸せに思っております」と切り出した。続けて「感動しました。『出てきてくれ~』という、それだけでした。オギャーと生まれると、本当にもう、幸せで」と喜びを分かち合った瞬間を笑顔で振り返った。

 09年12月に結婚した。子宝に恵まれず、不妊治療に取り組んできた。妊娠は今年3月に理子がブログで発表した。出産後、理子に最初に掛けた言葉を聞かれると、「『頑張ったねー。本当にありがとう』って」。そう話しながら声を詰まらせ、目に涙を浮かべた。

 大変な出産だった。5日午後2時ごろ、陣痛が始まった。石田は都内の病院で出産に立ち会ったが、「(出産前後から)真夜中まで(理子は)ほとんど意識を失った状態だった。出血が多かった。酸欠で酸素マスクを付けた。でもよく頑張ってくれた。とにかく一緒になって力を合わせて体を支えた」。理子は5日深夜ごろ「復活した!」と言って回復したという。

 どっちに似てるか聞かれると「理子です。耳だけはオレじゃないかな」。また「パパにもそっくりなんですよ」と理子の父で元プロ野球西武監督東尾修氏(62)にも似ているという。修氏は出産後、男児と初対面すると「おーし、お前、鍛えてやるからな」とうれしそうに話していたという。

 名前は決まっていないが、もともと「理子」と石田の本名「太郎」を合わせ「理太(りた)」と呼んでいた。「おなかの中で『理太くん』と聞いていたと思うので、それにちなんでいこうかな。でも理子に聞いてみないと分からない」。

 理子は6月、ブログで血液検査の結果、ダウン症の可能性があることを明かしていた。取材陣から、理子がブログで血液検査のことを書いていたことを聞かれると「本当に元気に生まれてきました。それが何よりです。明るく前向きにいきたい」と話した。