俳優津川雅彦(73)が、7月10日からテレビ東京系「新ウルトラマン列伝」(水曜午後5時半)内で放送が始まる新作「ウルトラマンギンガ」に出演することが22日、分かった。根岸拓哉(17)演じる主人公・礼堂ヒカルの祖父で、銀河神社の神主ホツマを演じる。芸能生活57年の津川だが、1966年(昭41)の放送開始から47年間続く「ウルトラマンシリーズ」への出演は初めてになる。

 数々のドラマ、映画に出演してきた津川だが、「歴史ある『ウルトラマンシリーズ』に出演できると聞き、とても光栄に思いました」と喜んだ。制作の円谷プロサイドも、新作「-ギンガ」に風格を与える最適のキャストとして起用を熱望。特撮は01年の映画「ゴジラ・モスラ・キングギドラ

 大怪獣総攻撃」などで経験済みの津川だが、「芸術映画の100倍ぐらい娯楽映画(作品)が好きだから」と力を込めた。

 津川の役どころは、孫のヒカルが「ウルトラマンギンガ」に変身するアイテム「ギンガスパーク」を、ご神体として守る神主だ。「ギンガスパーク」は、闇の巨大な力によって小さな人形にされたウルトラマンや怪獣を巨大にする力を持ち、ヒカルはそれらの人形と一体化して敵と戦う。

 劇中では人形となったウルトラマンタロウと会話するシーンもあり、人形は玩具として販売もされる。津川自身、玩具店「木のおもちゃグランパパ」を経営するが、「小さなウルトラマンとの共演は初体験で大変面白く、楽しかった。木のおもちゃしか扱ってないので、全く扱ったことのないおもちゃは、それはそれで楽しかった」と振り返った。津川の他、女優木野花(65)俳優宇野祥平(35)の出演も決まった。