フジテレビ在職中に不正流用疑惑騒動で処分された同局元アナウンサーの長谷川豊(38)が1年4カ月ぶりにテレビのレギュラー番組を持つことが20日、分かった。TOKYO

 MXの情報番組「ニッポン・ダンディ」(月~金曜午後9時)で、新レギュラーとして毎月第1水曜の司会を務めることになった。10月2日放送から登場する。

 同局によると、ほかの水曜はNHK元アナウンサー堀潤(36)が番組を進行する。昨年10月から放送している同番組は、10月期の番組改編で内容と出演者を大幅にリニューアルする。番組コンセプトも「男と女の徹底討論」とし、その日のテーマに沿って出演者が価値観を本音でぶつけ合う討論コーナーを目玉にする。コメンテーターも個性的な顔ぶれがそろう。火曜はジャーナリスト山路徹氏、水曜は元オセロ中島知子らがレギュラー出演する。

 長谷川は今年8月28日、同番組で疑惑騒動後初のテレビ復帰を果たした。司会のフリーアナウンサー町亜聖の代役として、安定したアナウンス力を披露していた。長谷川は今回のレギュラー出演決定に「ゆっくりとした歩みですが、確実に前に進んでいます。中島さんとの予測不可能な化学反応は僕自身もワクワクしています」と話す。

 長谷川は昨年6月、ニューヨーク支局時代の滞在費関連費用の不正流用があったとして業務規定違反の降格処分を受けた。今年4月1日付でフジテレビを退社。退社翌日に疑惑を釈明する目的で開設したブログの閲覧数が19日間で2400万PV(ページビュー)を超えて話題になった。