酒井法子(42)が26日、ミニアルバム「涙ひとつぶ」の発売記念インストアライブと握手会を都内で行った。昨年末はディナーショーなどを行ったが、ファンイベントは2012年11月に芸能活動再開後、初めて。約200人が集まった。

 ミニアルバムと同名タイトルの新曲や、アンコールでの「蒼いうさぎ」を含め、計4曲を歌った。歌詞を間違えても、酒井は「口パクじゃありません」と笑わせたり、「マンモスうれぴー!」と、のりピー語を発する余裕も。それでも、新曲は9年ぶりとあって、イベント後には「緊張しちゃったので、口パクの方が良かったかな」と、ホッとした表情を見せた。

 09年に覚せい剤取締法違反の罪で有罪判決を受け、離婚も経験した酒井だが、舞台、BSドラマと地道に仕事を重ね、歌手活動も本格的に再開した。「いろんなことがありましたが、皆さんに支えてもらった。生きる力になりました。歌もお芝居も、表現することは大好きです」。握手会では、約20年前の「のりピーグッズ」持参の男性を前に目を潤ませる場面もあった。新曲は愛する人を思う歌詞だが、再婚については「今は息子ちゃんオンリー。私をもらってくれる人いないもん。私をもらうと大変だと思う、いろいろ」と苦笑いだった。

 昨年12月、俳優今井雅之が主宰する舞台を降板し、今井が酒井の責任ではないと、かばったことについては「そんな、そんな、私こそ…」と恐縮した様子。「輝けるすばらしい舞台になることを応援してます」とエールを送った。ミニアルバムは、2月19日に世界200以上の音楽配信サイトでの配信も決まっている。