歌手華原朋美(39)が、親しくしていた明治天皇の玄孫(孫の孫)で慶大講師の竹田恒泰氏との関係に終止符を打ったことが7日、分かった。12日に発売する初のカバーアルバム「MEMORIES-Kahara

 Covers-」について語る中で明かした。

 昨年11月には竹田氏から求愛されていると明かしていたが、交際に発展する前に決断した。竹田氏が多忙で会う機会が減ったこと、五輪選手に向けた発言も原因だった。ソチ五輪開催前、<1>メダルはかまない<2>国歌は聴くのではなく歌う<3>敗戦の弁で「楽しかった」はあり得ない、などとツイート。「代表選手には日の丸を背負った自覚を持って立派に振る舞ってほしい」との思いからだと説明も、賛否両論が起こった。

 乗馬選手として国体での入賞経験もある華原は、この発言にショックを受けた。そして、熟考の末に下した結論をバレンタインデー前日の先月13日、手作りチョコレートを渡した上で、竹田氏に伝えていた。

 「あんなに『いとおしい』と言ってくれる人はこの先出てこない。ありがたかったです。『2年後の結婚を目指し一緒に頑張りましょう』みたいに言われて、頑張ろうとしていたんですが、やっぱり感覚が違った。(発言は)とても残念で、助言も聞いていただけなかった。いろんな意味で無理かなと思って、お伝えしました」

 “破局”から約3週間。華原は、気持ちも新たにカバーアルバム「MEMORIES」をリリースする。自ら選んだ10曲には、昨年末「FNS歌謡祭」で17年ぶりに共演した元恋人、小室哲哉(55)の手掛けた「DEPARTURES」も含まれる。小室の妻、KEIKOがボーカルを務めるglobeの楽曲だが、「(小室に)歌わせていただきたいとお願いしてOKをいただきました。これがなかったら出す意味がなかったかも」と言い切るほどだ。

 1つの恋バナが終わり、文字通り、新たな“出発”の時。今後の恋愛についても「いい話があったらいいですね。頑張ります」と前向きだった。【今西孝江】