ゴーストライター問題の渦中にあり、現在の全聾(ろう)状態をウソだと告白した作曲家佐村河内(さむらごうち)守氏(50)が7日、都内のホテルで会見を開いた。

 ノンフィクション作家神山典士氏は、佐村河内氏が「ヴァイオリンのためのソナチネ」を献呈した義手の少女が題材の児童書「みっくん、光のヴァイオリン

 義手のヴァイオリニスト・大久保美来」の著者で、先月6日発売の「週刊文春」では、佐村河内氏のゴーストライター問題告発記事を執筆した。会見では、佐村河内氏がメールで少女の父親に絶対服従を求めたり、少女に対して「このままバイオリンを続けたいなら私に謝れ」と要求したことなどを追及し、謝罪を求めた。神山氏から質問されること自体に抵抗感を示した佐村河内氏だったが、最終的には追及に折れる形で少女に向けて「すみません」と謝罪した。