男性デュオ、CHAGE

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 ASKA(チャゲアス)のASKAこと宮崎重明容疑者(56)が17日、覚せい剤取締法違反(所持)容疑で警視庁に逮捕された。

 「SAY

 YES」「YAH

 YAH

 YAH」などのヒット曲を連発したCHAGE

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 ASKAが、存続の危機に立たされた。2009年に活動を休止し、13年1月に活動再開を発表。その矢先にASKAの覚せい剤使用疑惑が浮上し、否定しながらもこの度の逮捕に至った。起訴になれば、レコード会社との契約解除なども必至。あのハモりはもう聞けないのか…。

 ASKA容疑者逮捕の一報を受け、関係者に大きな衝撃が一気に広がった。

 「CHAGE

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 ASKA」のCHAGE(56)はこの日夕方、公式HPを更新。「今日までASKAの回復を待ってきましたが、このような事態になり、大変残念です。突然のことで、まだ頭の整理がつきませんが、今は開催中のファンクラブイベントに僕は全力を注いでいきます」と驚きを隠せなかった。

 ASKAは先月29日、東京国際フォーラムで行われた玉置浩二の公演を観賞。ステージに上がり、「SAY

 YES」を一部歌唱し、健在をアピールした。ある関係者は、ASKAの様子について「ろれつが回らないとか、テンションが高いといったこともなく、全然普通でした」と話す。逮捕の一報を受けて玉置は、驚いてショックを受けた様子だったという。

 関係者も一様にショックを受けている。先月、ASKAはファンに新曲「Be

 Free」デモCDを送付。「昨年みなさんにご心配をおかけしたそのお返しとして、プレゼントさせてください」とメッセージも添えた。ある関係者は「順調に復帰に向けて頑張っているとばかり思っていました」。別の関係者は「本人が薬物疑惑をはっきり否定したので、はめられたのではと思っていました。今は裏切られた気持ちでショックです」。また別の関係者は「すごい才能の持ち主。起訴されたとしても、ちゃんと罪を償い、再起してほしい」などと話している。

 チャゲアスはシングル51枚を発表。「SAY

 YES」は280万以上を売り上げ、ミリオンヒット曲は5作も持つ。計1600万枚以上のビッグセールスを記録したが、それぞれソロ活動を充実すべく、09年に無期限活動休止を発表。13年1月に活動再開を発表したが、同6月にASKAの一過性脳虚血症の疑いで、再び活動休止が発表された。ASKAが起訴されれば、レコード会社や所属事務所との契約解除の可能性もある。取り巻く状況は厳しく、チャゲアス活動再開はめどが立たない状況に追い込まれた。

 ◆CHAGE

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 ASKA(チャゲ・アンド・アスカ)CHAGE=本名・柴田秀之、1958年(昭33)1月6日、福岡県生まれ。ASKA=本名・宮崎重明、58年2月25日、福岡県生まれ。大学在学中に結成し、79年「ひとり咲き」でデビュー。「チャゲと飛鳥」「チャゲ&飛鳥」など結成から5回改名。