6人組アイドルグループ、でんぱ組.incの最上もがが、7月15日からテレビ東京系「新ウルトラマン列伝」(火曜午後6時)内で放送開始する新作「ウルトラマンギンガS」にレギュラー出演することが19日、分かった。悪役のチブル星人が操るアンドロイド「ワンゼロ」を演じる。

 同作は昨年放送された「ウルトラマンギンガ」の続編。宇治清高(20)演じるショウが新ヒーロー「ウルトラマンビクトリー」に変身する。ワンゼロは、ショウらに接近し、神秘のエネルギー水晶体「ビクトリウム」を狙う“謎の美少女”だ。無感情で戦闘能力が高い。連続ドラマのレギュラー初出演となる最上は「歴史あるウルトラマンシリーズに出演できると聞いてビックリしました。プライベートも表情が少ないので、周りからは『ピッタリ』と絶賛されました」と言い、「ライブとは違う僕に注目です」とアピールした。

 北浦嗣巳プロデューサーは、最上の「少年のような中性的なキャラクター」にほれ、起用を決意。撮影は4月下旬にスタートした。今月6日の日本武道館公演のリハーサルやイベント出演が続く中、収録に臨んだ。「台本を覚える以外にアンドロイドらしく、まばたきをしないなどの表情の特訓もしました」。ネットゲームおたくでもある最上は、スタジオに長時間こもるドラマ収録は「集中できて好き」と、女優業にも興味を示している。

 でんぱ組としては、昨年12月より「東アジア文化都市2014横浜」の広報親善大使を務めている。今年夏には、事業の一環として横浜中華街に「アートカフェ」が誕生する。でんぱ組も協力予定で、最上は「カフェや赤レンガ倉庫に中国や韓国のアーティストを呼んで、横浜の観光ガイドをしたい」と、親善大使としての強い意欲も見せた。