昨年8月にw-inds.の橘慶太(28)と結婚した歌手松浦亜弥(28)が22日、妊娠7カ月で、年末に出産予定であることを発表した。連名で報道各社にファクスで書面を送り、喜びの報告をした。

 「私たち夫婦に新たな絆が増えます。このたび赤ちゃんを授かることができました。今は、出産に向け心と体の準備をしているところです。皆様には今後とも温かく見守っていただけたらと思っております。無事出産した際には、またご報告させていただきます」

 松浦は、デビュー当時の2001年ごろから橘と親しくなり、同年冬から交際を開始。11年夏に子宮内膜症を告白し、芸能活動は休止状態になった。一方で橘との愛を育み昨年8月、約12年に及ぶ交際を経てゴールイン。「家庭を持ち、新たな幸せを作っていけたら」とコメントしていた。

 妊娠後も、夫婦で支え合っている。関係者によると、妊娠が判明してから、松浦が安定期に入るまでの8月下旬ごろまで、橘が買い物やクリーニングなどを積極的に行い、松浦の負担を軽減していたという。松浦も、9月11日にw-inds.公演が行われた東京国際フォーラムを訪れ、メンバーやスタッフにバームクーヘンを差し入れ、橘の新妻として各所にあいさつをしていたという。

 子宮内膜症は、妊娠率が低下する傾向にもあるが、松浦は以前から親しい関係者に「20代のうちにママになりたい」と望みを持ち続け、結婚2年目でそれを現実にしようとしている。この病は、妊娠と出産というサイクルを経験することが「完治への最短の道」とされており、出産後に症状が改善すれば、育児が落ち着いた後に芸能活動を再開させる可能性もある。

 ◆子宮内膜症

 本来子宮の内側だけを覆っている内膜組織が、卵巣など周辺の他の場所にできる病気。月経のたびに、子宮外の内膜も同時にはがれて出血、激しい腹痛を引き起こす。放置すると下血や血尿を伴うようになり、不妊の原因になることも。原因は不明。近年は発症年齢の若年化が進む。10年には歌手大黒摩季(当時40)が子宮内膜症などの子宮疾患を公表し、現在も活動休止中。