HKT48が劇場デビュー3周年の記念日に、初のNHK紅白歌合戦単独出場を決めた。26日、緊張気味だった松岡菜摘(18)ら出席メンバーは会見後、代表曲のタイトルでもある「メロンジュース」でささやかに乾杯して喜びを分かち合った。

 この日午前、日本テレビ系「ベストアーティスト」の会場(千葉・幕張メッセ)で劇場支配人の尾崎充氏から朗報が発表された。福岡・HKT48劇場で行われた公演ではファンにも報告。今年はツアーなど精力的に全国を飛び回りグループをアピールしてきた。中継であいさつした指原莉乃(22)は「他の姉妹グループが出場する中、毎回悔しい思いをしていた。たかみなさん(AKB48高橋みなみ)には申し訳ないですが、今回はNO・1を狙っていきたい」。穴井千尋(18)も「どのグループにも負けないよう元気いっぱい跳びはねたい」と意気込んだ。

 紅組は白組より3組多く、48グループの4組は1枠としてカウントされる見込みで、連続して歌唱することが予想される。特にHKT48は平均年齢16・3歳、中心メンバーの矢吹奈子(13)田中美久(13)ら中学生も多く、浜崎あゆみが6年連続で務めたトップバッターに起用されることが濃厚だ。フレッシュ感たっぷりのステージで、初の紅白も全力で駆け抜ける。【大友陽平】