嵐の主演映画が7年ぶりに製作される。映画「ピカ☆★☆ンチ(ピカンチ・ハーフ)

 LIFE

 IS

 HARD

 たぶん

 HAPPY」(堤幸彦監督)で、東京・後楽園の東京ドームシティホールで8月1日から同31日までの期間限定で上映される。

 同作はV6井ノ原快彦原案で製作された02年「ピカ☆ンチ」、04年「ピカ☆☆ンチ」に続く、「ピカンチ」シリーズ第3弾で、団地暮らしの男子高校生だった5人が30代に突入。10年ぶりに再会することから始まるストーリーだ。前2作に続き、井ノ原の出演も決定した。嵐主演映画は07年「黄色い涙」以来。5人の発案で製作決定した経緯を松本潤(30)が説明した。「15周年のタイミングで、ファンの人たちと記念になる時間を過ごせないかなと。スピンオフ(派生作品)として、よりゆるく、楽しいものをやりたいと思いました」。

 「ピカンチ」前2作は全国公開せず、1作目は1会場、2作目は2会場で上映。当時とは違い国民的グループに成長した嵐だが、今回も小規模スケールにこだわり、“単館公開”される。「屋形船を沈めるシーンで東京湾で死にかけましたが、もう1度バカなことをしたい。それぞれ大役や責任ある仕事をさせていただいていますが、そういうところだけでなく、当時みたいなゆるさやハチャメチャな面白さができる作品。たまに会いたくなる作品なんです」。

 1カ月間の上映で、約25万人の動員を見込んでいる。撮影は今月中旬から約1カ月行われる予定。二宮和也(30)は「(ピカンチ・)トリプルの影を踏めるところまでいけたら。映画か分からないけど、ずっとやっていたい作品です」と、シリーズが長く続くことを希望した。【近藤由美子】