俳優岡田将生(25)が映画「ストレイヤーズ・クロニクル」(瀬々敬久監督、来年公開)に主演し、本格アクションに初挑戦することが18日、分かった。

 原作は、作家本多孝好氏の同名小説。岡田は、脳の潜在能力を極限に伸ばし、視神経の発達で、3秒先の相手の動きを読むことができる異能者役。そのため撮影1カ月前から体幹を中心に体を鍛えた。さらに香港アクション俳優ドニー・イェンに師事して映画「GANTZ」の撮影に参加した下村勇二アクション監督の指導も受けた。撮影では、最先端の格闘術に加え、ワイヤアクションにも挑戦した。体重の乗った回し蹴りは、格闘家顔負けの迫力を感じさせる。

 岡田は「映画館でアクションを見て、格好いいなと思ったけれど、自分には多分回って来ないだろうなという自覚もあった。強く見えないといけないので、1から教えてもらい、時間がある限り練習しました」と話している。瀬々監督から「いろいろな誰も見たことがない岡田の顔が見たい」と要求もされている。「自分なりに、いろいろチャレンジしている。こういう役を与えていただき、うれしい。応えたい」と新境地を切り開く強い覚悟で撮影に臨んでいる。