【ロッテルダム22日(日本時間23日)=近藤由美子】関ジャニ∞渋谷すばる(33)が、オランダ・ロッテルダム映画祭に出品された単独初主演作「味園ユニバース」(山下敦弘監督、来月14日公開)の公式上映に出席した。抜群の歌唱力を生かした作品にふさわしく、上映後に異例のソロライブも実施。生歌で欧州映画ファンをくぎ付けにした。

 北野武監督の才能をいち早く見抜き、世界に知らしめた英批評家トニー・レインズ氏がプレス向け上映会を鑑賞。「ミュージシャンが俳優になって成功する人は少ないが、渋谷すばるはそのジンクスを破ってくれるかもしれない」と高く評価した。22日付映画祭公式新聞「デーリー・タイガー」では、渋谷主演作を見開きで紹介。「ロッテルダム映画祭のハイライトの1つだろう」とした。また、渋谷は公式上映の翌23日付同紙の表紙を飾った。「渋谷すばるは日本の有名なボーイバンド、関ジャニ∞の看板的存在で、ジャスティン・ビーバー級のアイドル」などと書かれていた。