AKB48飯野雅(20)が22日、東京・AKB48劇場で卒業公演を行った。13年に第15期生オーディションに合格も、研究生として劇場に初めて立ったのは1年3カ月後の14年4月14日という苦労人。劇場での公演パフォーマンスには定評があったが、昨年10月に「大好きだけでは今後大きな目標もなく活動を続けることに違和感を感じていました。そこで私はずっと夢であるモデルさんになるため外の世界で勉強したいと思いました」と、20歳の節目に卒業することを発表していた。

 最後の演目は、ダンススキルを思う存分に発揮できる消費カロリーも大きい井上ヨシマサ「神曲縛り」公演。ありたっけのエネルギーを爆発させて、完全燃焼した。

 アンコールでは、デビュー当時に披露していた思い出のユニット曲「逆転王子様」や「ジッパー」を熱唱。同期の15期生や、ゆかりのある後輩たちも集まる中、花があしらわれた白とピンクのミニスカートのドレス姿で、尊敬していた先輩の村山彩希と「リスケ」を歌った。最後は「私にとって一番成長した公演から1曲選ばさせていただきました」と、1年半前の16年夏に熱く燃えて、昨年6月まで開催していた「僕の太陽」公演の「僕の太陽」を披露した。

「正直、まだ実感沸いていなくて、後悔も悔いもたくさんあったかもしれないけど、今後も人生は長いので、もっと経験を積んで、もっと大きな人間になって、メンバーの卒業公演に来られたらと思います。AKBの飯野雅は終わりですけど、今後は飯野雅として頑張りますのでよろしくお願いします」とあいさつした。

 また、23日にツイッターで新たな報告があることを言い残して、アイドルのマイクを置いた。