世界ランク27位の錦織圭(28=日清食品)が芝コート、今季初戦を制し、2回戦に勝ち上がった。ゲリー・ウェバー・オープンの男子シングルス1回戦で同159位マティアス・バヒンガー(31=ドイツ)に6-3、7-6とストレート勝利した。

 バヒンガーとは手首のケガから復帰2大会目の1月ダラス選手権2回戦で対戦。粘る相手に4-6、6-4、6-4と逆転勝利していた。ケガ復帰後、前大会までのクレーコートで心身ともに調子を上げていた。今季初の芝コートで、第2セットこそ競り合ったものの、バヒンガーから確実に勝利を奪った。

 芝シーズンの自身の幕開けとなる今大会は鬼門でもあった。3年連続で体を痛め、途中棄権。今大会との相性は最悪だったが、この日は確実にストレート勝ち。2回戦ではM・ズベレフ(ドイツ)-ハチャノフ(ロシア)の勝者と対戦する。