9月7日開幕のリオデジャネイロ・パラリンピックの日本選手団本隊が30日、成田空港からリオに出発し、旗手を務める車いすテニス女子の上地結衣(エイベックス)は「シングルスでは金メダルを持って帰りたい」と決意を示した。

 本隊に先駆けて出発した日本勢では、主将を任された車いすバスケットボール男子の藤本怜央(SUS)が「主将の立場として最後まで諦めないファイトをしたい。日本に力を与え続けたい」と抱負を述べた。

 柔道男子100キロ超級の前回覇者、正木健人(エイベックス)は天理大の後輩の大野将平(旭化成)ら全階級メダルのリオ五輪柔道勢を引き合いに「励みになった。頑張れる」と意欲十分。2連覇が懸かるゴールボール女子で主将の浦田理恵(アソウ・ヒューマニーセンター)は「一試合ごとに成長し、勝利につなげたい」と言う。金メダルを期待される自転車女子の鹿沼由理恵(楽天ソシオビジネス)は「最後まで諦めずに全力で走り切りたい」と抱負を語った。

 本隊のセレモニーでは大槻洋也団長が「高いパフォーマンスを発揮したい」とあいさつ。2012年ロンドン大会の陸上男子銅メダルの和田伸也(賀茂川パートナーズ)はいの一番で決勝に臨むだけに「メダルを取って日本チームに勢いをつけたい」と意気込んだ。