荒井広宙(自衛隊)が3着でゴールしながら、他選手を妨害したとして失格とされた。

 陸上日本チームの麻場一徳監督は「納得していない」として抗議の手続きを取ったことを明らかにした。

 日本の競歩五輪史上初のメダルを目指した荒井は残り2キロを切ってエバン・ダンフィー(カナダ)に抜かれて4番手に落ち、抜き返す際に接触して相手をよろめかせた。

 ダンフィーが4番手でゴール後、カナダ側が抗議し、審判長が荒井を失格とする判断をした。

 麻場監督は「不可抗力の接触。われわれからするとカナダ選手の肘が先に当たっている」と訴えた。