リオデジャネイロ五輪の聖火リレーでリオデジャネイロ市内を走る聖火ランナーの一部が28日に発表され、サッカーのブラジル代表として選手、監督の両方でW杯を制覇した84歳のマリオ・ザガロ氏が登場することになった。

 1994年W杯の優勝監督で73歳のカルロス・パレイラ氏から聖火を受け継ぎ、車いすでリレーする予定。

 ザガロ氏は選手として58、62年のW杯連覇に貢献し、70年には指揮官としても頂点に立った。

 ブラジルのサッカー界では「王様」ペレ氏もサンパウロ郊外のサントスでトーチを手にしたが、実際には走らなかったため、一部メディアは最終走者として開会式で登場する可能性があるとも報じられた。

 5月3日にブラジリアをスタートし、現在はリオ州各地を巡っている聖火は、8月4、5日に市内を回り、マラカナン競技場での開会式で聖火台にともされる。