国際柔道連盟(IJF)のビゼール会長は21日、ロシア陸上選手68人らの訴えを退けたスポーツ仲裁裁判所(CAS)の裁定を受け、リオデジャネイロ五輪でロシア選手団の全面参加禁止に反対する声明を発表した。「過去にドーピング違反をしていない全てのクリーンなロシア選手を支持したい」と述べ、リオ五輪参加の容認を主張した。

 ビゼール会長は「ロシア選手の存在は柔道にとって非常に重要。歴史的にも大きな役割を果たしている」と指摘。「五輪は団結と連帯のメッセージを与えるべきだと信じる。ロシアの参加が認められることで若い世代に前向きなメッセージを送れる」と強調した。