佐藤優香(24=トーシンパートナーズ・NTT東日本・NTT西日本・チームケンズ)は2時間0分1秒で、日本勢最上位の15位だった。スイム、バイクを終えた時点で先頭集団に付ける奮闘ぶりを見せた。

 佐藤は「自分の力を出せた。1秒でも早く、少しでも前に行くという気持ちで走りました。また4年間頑張りたいと思います」と20年東京五輪を見据え、笑顔で振り返った。

 佐藤は20年東京五輪招致に貢献した「陰の立役者」だった。13年9月にIOC総会で「隠し玉」として登壇。竹田恒和・招致委理事長が「五輪の価値を若い世代に受け継ぎたい」と紹介されていた。

 エースとして期待された上田藍(32=ペリエ・グリーンタワー・ブリヂストン・稲毛インター)は、スイムでの遅れが響き、2時間3分37秒の39位でゴール。「とても良い状態で臨めたんですが、思っていた結果に届かなかった。悔しい。次の東京に向かって、メダルを狙える選手に成長していきたい。悔しい思いをロンドンとここで積み重ねてしまったので、東京でリベンジしたい」と涙ながらに話した。

 加藤友里恵(29=ペリエ・グリーンタワー・稲毛インター)は2時間7分50秒で46位だった。「悔しいって言う気持ちのひと言。声援に力をもらった。感謝したい」と話した。