フェニックス万全ローテ/京王杯SC
<岡山俊明のこの一手:京王杯SC>
スズカフェニックスが強い競馬を見せる。岡山俊明「この一手」は、SS産駒のG1馬に期待した。前走高松宮記念ではスタートでつまずき落馬寸前の不利。それでも32秒7の脚で3着まで追い上げた。1400メートルは守備範囲。東京の長い直線で突き抜ける。
京王杯SCは格で決まる。最近10年の勝ち馬のうち、延べ6頭がG1を勝っていた。さらに1頭は次走安田記念を制してG1馬になった(アサクサデンエン)。今年、G1馬の出走は2頭。素直にスズカフェニックスから入りたい。
1年以内にG1を勝っていれば重量59キロになるが、高松宮記念制覇から1年以上たっているため58キロで出られる。橋田師の考える適性距離は決して1200メートルではない。追走が楽になる1400~1600メートルでこそと踏んでいる。安田記念に至るローテーションは、綿密に組み立てられた。
昨年は年明け3戦して高松宮記念から直接安田記念に向かった。今年は阪急杯の1戦だけで高松宮記念を使い、安田記念前に今回の一戦を挟む。レース数が少ないから当然消耗も少ない。前走から中6週は、疲労を取りつつ鍛え上げるのには十分な間隔だった。「計画通りに来ているし、馬もどんどん良くなっている」とトレーナー。不安材料は見当たらない。
前走の敗因は明らか。スタート直後に馬がつまずいて前のめりになり、ジョッキーが落馬寸前になる不利が大きかった。それでも直線の短い中京で4角14番手から3着まで追い上げたのだから、逆に強さが際立った。上がりは極限の32秒7。やはりサンデーサイレンス産駒は別格だ。本来はゲートに問題のない馬だから、今度は大丈夫。乗り慣れた武豊騎手も心強い。馬単(13)=(12)、(13)=(3)、(13)(14)、(13)(2)、(13)(10)、(13)(11)、(13)(16)。
[2008年5月17日8時39分 紙面から]
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