武が2日連続G1制覇/JBCクラシック
<JBCクラシック>◇3日=園田◇統一G1◇ダート1870メートル◇3歳上◇出走12頭
天皇賞(秋)で薄氷を踏む勝利を飾った武豊騎手(39)が1番人気ヴァーミリアン(牡6、栗東・石坂)の連覇に貢献し、2日連続でG1を制覇した。馬はタイ記録となる国内G1・6連勝。
2センチ差の翌日は、誰の目にも分かる勝利だった。単勝1・9倍の大本命ヴァーミリアンに騎乗した武豊騎手は、内で逃げ粘るサクセスブロッケンを首差抑えてゴール板を駆け抜けた。2日連続のG1勝ちは、98年にマイケル・ロバーツ、02年にランフランコ・デットーリが達成して以来3人目。ウオッカで制した天皇賞の余韻がさめやらぬ中、勢いに乗った名手は日本人初の快挙にジョークもさえた。
「今日は勝ったのは分かったし、ウイニングランができましたね」と笑顔を見せた。連日のレコード駆けで1分56秒7。ヴァーミリアンも本当に強かった。母系はダイワスカーレットと同じスカーレットインク一族。実に不思議な巡り合わせだ。
7カ月ぶりを感じさせなかった。道中はサクセスブロッケンを射程にとらえながらイン3番手の好位を取る。あん上の合図に素早く反応。決して得意ではない小回りに対応し、ダート王健在をアピールした。連覇は史上3頭目。国内G1・6連勝はシンザン、テイエムオペラオーに並ぶ。
石坂師は「動きも休み明けを感じさせないので大丈夫と思ってた。能力の衰えがないことが確認できたのは良かった」と胸を張った。次は12月7日阪神のJCダート(G1、ダート1800メートル)がターゲットになる。
2日にわたって存在感を見せつけた第一人者の武と、久々でも格の違いを見せたヴァーミリアン。牙城は崩れそうもない。【松浦渉】
[2008年11月4日15時1分 紙面から]
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