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オルフェ池添で有馬ラストラン

一夜明けて乗り運動で調整されるオルフェーヴルと池江師(右)(撮影・國廣陽子)
一夜明けて乗り運動で調整されるオルフェーヴルと池江師(右)(撮影・國廣陽子)

 【シャンティイ(フランス)=太田尚樹、鎌田優】 有終の美を飾る。2年連続の2着に敗れたオルフェーヴル(牡5、池江)は12月22日中山の有馬記念(G1、芝2500メートル)でラストランを迎える。クリストフ・スミヨン騎手(32)は短期免許での来日予定がなく、鞍上は池添謙一騎手(34)で決定的だ。池江泰寿調教師(44)は早くも必勝を誓った。激闘から一夜明けた7日も異状は見られず、15日に帰国の途に就く。

 落とした視線をすぐに上げた。最後にもう1つだけ、大きな目標が残っている。日本のファンの目に、黄金色の雄姿を焼きつける-。激闘から一夜明け、オルフェーヴルはシャンティイの朝日に照らされながら静かに歩を進めた。約1時間の乗り運動。池江師は「精いっぱいやった。悔いはない。馬もやりきった感じがある」と吹っ切れた表情を浮かべた。

 勝って引退する。ラストランは有馬記念。スミヨン騎手に短期免許での来日予定がないため、池添騎手が手綱をとるのは決定的だ。トレーナーも「まだ何も聞いてない」とした上で「他に乗せようがないでしょ」と見通しを示した。そして早くも必勝を誓った。

 池江師 有終の美を飾らせてあげたい。ファンの方も、そういう姿を望んでいるはず。まず勝つことありき。勝つことにこだわる。

 凱旋門賞の完敗は認めざるをえない。中団の外を追走して、4コーナーで進路がやや狭くなる場面以外はスムーズなレース運び。懸命に追い上げたが、直線に入る前からロングスパートを敢行したトレヴに5馬身差をつけられた。ロンシャンに詰めかけた5800人の日本人ファンはため息をつくしかなかった。スミヨンも「100%の力は出せた。トレヴがすごすぎた」と脱帽。池江師と握手をかわし「オルフェーヴルに乗れて本当に幸せだった。ソーリー」と言い残した。

 胸を張って帰国すればいい。2年連続の連対は92回の歴史で14頭目。07年から3年連続2着となったユームザイン以来だ。今後は15日にフランスを離れてアムステルダム経由で帰国予定。千葉県の競馬学校と栗東近郊のノーザンファームしがらきで検疫を受ける。「有馬記念で恥ずかしい競馬をしたら、凱旋門賞の価値を損なう。威厳を見せたい」。指揮官は手綱を緩めない。

 オルフェーヴルの世界挑戦は終わった。それでも、いつかは必ず頂点に立つ。「勝てないレースじゃない。降参したわけじゃない。なんとかしないとあかんと思う。生きているうちには」。まずは年末のグランプリで、偉大な蹄跡を残した3冠馬を大団円へ導く。

 [2013年10月8日8時33分 紙面から]

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