「水曜日のJ1アルビレックス新潟」。偶然にしては負けすぎか。新潟は今季初の水曜開催だった3日の磐田戦に0-2で敗戦。前節からフィールド選手10人全員を入れ替えて臨んだものの、パスミスが目立ち、チームとして連係不足を露呈した。これで水曜開催のJ1リーグ戦は6連敗。14年からはJ2時代を挟んで12戦勝ちなし(2分け10敗)となった。

3月30日の柏戦から中3日。DF長谷川巧とMF星が今季初出場で、DF遠藤がJ1デビューだった。開幕から5試合連続で先発していたDF藤原ら主力級がそろってベンチ外、不動の存在になったMF秋山はベンチスタートだった。

「てっぺん」を目指してスタートした今季。クラブ初のJ1タイトルを目指している以上は選手層の厚さを示したかったが、ゴールは遠かった。松橋監督は「出る選手に『本当に勝ち点3をみんなで奪うんだ』と(伝えて)肩に力を入れすぎてしまった感はあるのかな」と話した。

今季のJ1で優勝を争うであろう広島は10人が開幕から6試合連続先発。昨季王者の神戸もFW大迫、DF酒井ら7人が開幕から休むことなく、ほぼフル稼働している。もちろん、チーム事情は異なるが、過密日程の中でもフルに戦い続けるタフさは求められる。

昨季の水曜開催は横浜FCに0-1で敗れた5月3日の1試合だけだったが、今季は3試合を残す。基本的に中2、3日の戦いとなる水曜ナイター。次のリーグ戦は5月15日のホーム横浜戦となる。【石川秀和】