サッカー日本代表は29日、親善試合ウズベキスタン戦(31日・味の素スタジアム)に向けて、都内で1時間15分の軽めの練習を行った。

 これがハリル流の調整法だ。ウズベキスタン戦2日前の練習は戦術練習ではなく、コンディション調整を目的とする約75分間の軽い内容だった。3対3の「サッカーバレー」ではFW本田が「今のアウトやった!」と笑顔で叫ぶなど和やかな雰囲気。これまで試合翌日にクールダウンを行い、試合2日前に戦術練習を行うことが多かった日本代表の練習としては珍しい形。バヒド・ハリルホジッチ監督(62)は「試合後2日目が、もっとも体に(疲労が)くる。だから軽いメニューがいい」と説明したという。

 一方、監督自身は62歳の年齢を感じさせない練習内容だった。まずはランニング。途中でコートを脱ぎ捨て約30分間、一心不乱に足を動かした。その後はV字腹筋、最後は選手と同じストレッチをこなした。その後、さらに約10分間、集まったファンへサインに応じた。こだわりが詰まった練習だった。【保坂恭子】