<アジアCL:川崎F5-0セントラルコースト(オーストラリア)>◇8日◇1次リーグ◇H組◇オーストラリア・ゴスフォード

 H組の川崎Fがアウェーでセントラルコースト(オーストラリア)に5-0で圧勝した。前半8分、FW鄭大世(25)の先制ゴールを皮切りに今季チーム最多の5得点。今季は引いて守る相手を崩せず、苦しんできたが、本来の攻撃サッカーを取り戻した。次節で決勝トーナメント進出を決める可能性が出てきた。

 MF中村憲剛(28)の4点目のゴールがネットを揺らすと、満面に笑みを浮かべる中村を中心に歓喜の輪ができた。後半4分、MFヴィトール・ジュニオールの浮き球パスを、抜け出した中村が左足で豪快に決めた。サイドを起点に連動した動きから、一気にゴールを奪うという、取り組んできたテーマ通りの形に、関塚監督は「こちらの良さを出せたことが勝因」と喜んだ。左CKから決めた2点目を除く、4ゴールがサイドを起点とした攻めから生まれた。

 今季は開幕後、予想外に苦しんだ。昨季J1最多の65得点を決めたことで、相手が引いて守るようになった。FWジュニーニョらがいら立ち、中へ中へと攻め急いでは、はね返される悪循環でリーグ戦では3節まで2分け1敗。それが4日、同じくACL参戦中の名古屋に先制を許しながら、3連発で3-1と打ち合いを制し自信を取り戻した。「うちの本来の姿を引き出してくれた」と、中村も復活の手応え。この日は引いて守る相手を打ち崩した。

 21日の次戦では、ホームでセントラルコーストを迎え撃つ。ここで連勝し、天津が浦項に引き分け以下なら、2大会ぶり2度目の決勝トーナメント進出が決まる。中村は「自分たちのサッカーができれば勝てると思っていた」と胸を張った。