J2大宮が次節8日の讃岐戦で、J1昇格とリーグ優勝をかけた大一番を迎える。4日にさいたま市内で練習を行った渋谷洋樹監督(48)は「より一層高い集中力を持って戦わないと」と気を引き締めた。

 直近のアウェー午後1時キックオフのデーゲームは1分け1敗と苦戦しているだけに「ここを克服しないと勝ちはこない」。讃岐は長崎に次ぐリーグ2位の最少失点数を誇るだけに、複数得点を取ることが出来るかが勝敗のカギを握る。10月31日のナビスコ杯決勝前夜には、鹿島石井監督に電話で激励した。互いにNTT関東出身で同い年、シーズン途中の監督交代など境遇が重なるだけに「(電話して)御利益があった」と前節の勝利を喜び。「次は大宮の番だ」と言わんばかりに闘志をみなぎらせた。