日本サッカー協会(JFA)は15日、FIFAワールドカップ2026(W杯)北中米大会(6月11日開幕)に臨む日本代表メンバー26人を発表し、MF久保建英(レアル・ソシエダード)、MF堂安律(アイントラハト・フランクフルト)ら前回22年カタール大会の経験者13人が選ばれた。

前回W杯では21年の東京オリンピック(五輪)に出場した選手が9人メンバー入り(オーバーエージ枠を除く)。森保監督が兼任し、五輪不出場だった99年生まれのDF伊藤洋輝とFW町野修斗を含めると計11人が東京五輪世代だった。今回の26年W杯でも主力を担うことになり、「24年パリ五輪経由26年W杯」はMF藤田譲瑠チマらが選外となり、1人もいなかった。同世代でW杯メンバー入りを果たしたMF鈴木唯人はパリ五輪に不参加だった。

8強入りした2年前のパリ五輪で、エースとして活躍したFW細谷真大は昨年9月を最後にA代表から遠ざかり、昨年10月に初選出されたMF斉藤光毅はこの1度のみの招集で結果を残せず、A代表に定着できなかった。東京五輪世代がさらに実力を高めたこともあり、パリ五輪世代は「谷間の世代」となりつつある。

日本代表では過去に同じようなサイクルがあった。00年シドニー五輪の日本はA代表と兼任だったトルシエ監督が指揮し、DF宮本恒靖、MF中田英寿、MF稲本潤一ら「黄金世代」を中心に16強入り。2年後の02年W杯日韓大会でもシドニー五輪を経験した7人(OA除く)がメンバー入りし、W杯で日本史上初となる決勝トーナメント進出に貢献した。

その「黄金世代」が力強く、続く04年アテネ五輪組は「谷間の世代」と呼ばれた。2年後の06年W杯ドイツ大会のメンバー入りは2人のみ。00年シドニー五輪で活躍した選手が02年の自国開催に続き、ドイツの地でも主力を務めた。

ただ、FW大久保嘉人、MF阿部勇樹、MF松井大輔、DF田中マルクス闘莉王らはその悔しさもあって、次の10年W杯南アフリカ大会で活躍して16強入りに貢献。藤田らパリ五輪世代も6年後の台頭が期待される。

 

<24年パリ五輪日本代表メンバー(所属は当時)>

▽GK

小久保玲央ブライアン(シントトロイデン)野沢大志ブランドン(東京)佐々木雅士(柏)

▽DF

内野貴史(デュッセルドルフ)大畑歩夢(浦和)西尾隆矢(C大阪)木村誠二(鳥栖)関根大輝(柏)鈴木海音(磐田)高井幸大(川崎F)

▽MF

山田楓喜(東京V)川崎颯太(京都)植中朝日(横浜)山本理仁(シントトロイデン)荒木遼太郎(東京)藤田譲瑠チマ(シントトロイデン)三戸舜介(スパルタ)

▽FW

平河悠(ブリストル・シティー)藤尾翔太(町田)佐藤恵允(ブレーメン)斉藤光毅(ロンメル)細谷真大(柏)

※DF半田陸(G大阪)は負傷で不参加、MF佐野航大(NECナイメヘン)はクラブ事情で不参加