2年ぶり8度目出場の玉野光南(岡山)が、昨年王者の星稜(石川)を苦しめたものの、金星はならなかった。

 前半13分に、右クロスをDF有吉亮稀(3年)がヘッドで押し込み先制。その後も、県大会決勝で劇的なロングシュートを決めたFW土居晃貴(3年)が積極的にミドルシュートを放ったが、ミラクルシュート再現とはいかなかった。

 前半は1-0とリードして折り返したが、後半7分にセットプレーから失点し追いつかれると、同33分に勝ち越し点を奪われ、追いつくことができなかった。乙倉健二監督(34)は「後半開始の失点が大きかった。互角にやれた試合展開だっただけに、ゲーム展開的には、もったいない敗戦だった」と振り返った。