1次リーグ敗退が決まっていた昨季覇者の鹿島はアウェーで大宮に競り負け、A組6位に終わった。

 先発に今季ユースから昇格したDF平戸太貴(19)、DF町田浩樹(18)、MF田中稔也(18)、FW垣田裕暉(18)の4選手を初めて同時に起用。平均年齢21・64歳のフレッシュなメンバーで臨んだ。

 前半43分にMF田中がドリブルを仕掛けて、ペナルティーエリア内からシュートを放つも得点は奪えず。後半33分にもDFファン・ソッコ(26)のクロスに田中が頭で合わせるも、GKの好セーブに遭った。同36分にはMF鈴木優磨(20)が右足で合わせたボールが右のポストに当たり、ゴールとはならなかった。

 石井正忠監督(49)は「若い子たちが自分たちのやっているサッカーをやっとできるようになってきた。ただ個人的な守備の対応や攻撃の精度はまだまだ」と課題を指摘。昨季は決勝トーナメントからの出場だっただけに「全体のレベルがなかなか上がらないまま戦わなくてはいけない難しさを感じた」と話した。