左足底痛で離脱していたJ2札幌MF荒野拓馬(23)が16日、札幌ドームサブグラウンドでの全体練習に復帰した。5月26日の練習中に負傷。3週間ぶりの合流となった。15日が期限だったリオデジャネイロ五輪日本代表メンバーの予備登録には札幌から1人も選ばれず、五輪出場消滅も「仕方ないこと。これからはJ1昇格に集中したい」と前を向いた。

 昨年末のアジア最終予選メンバー落ち以降、逆転での本大会出場を狙ったが1月末に恥骨亀裂骨折、4月にへんとう炎と離脱が続いた。5月22日讃岐戦まで2戦連続フル出場とリズムをつかみかけたが、今度は左足底を負傷した。「チームの調子が良いときに貢献できないのは悔しい。ここから夏に向けて自分の力が生かせるように状態を上げていきたい」。序盤はケガに泣いた五輪イヤーも、今後はJ1切符獲得に全力を注ぎ、目標達成につなげる。