磐田の名波浩監督(43)が7日、今季を振り返り、来季に向けた補強ポイントを明かした。

 今季は最終節でJ1残留を決める苦しいシーズンだったが、チームMVPにはDF大井健太郎(32)を選出した。大井は今季、6年ぶりに新潟から復帰。守備の要として、30試合に先発出場した。9月には左大腿(だいたい)二頭筋肉離れで離脱したが、残り3試合には出場。名波監督は大井を欠いた神戸戦(9月10日、3-4)と新潟戦(10月1日、1-2)の2試合を振り返り、「あいつがいてくれたら、何とかなっていたんじゃないかと思う」と言った。

 来季に向けては「見ていて面白いサッカーを目指して、攻撃力を上げていきたい」とビジョンを明かした。選手補強に関しては、J1で主力として実績のある選手を即戦力として獲得したい考え。エースFWジェイとDFパパドプーロスが退団したことも踏まえ、「外国人枠も使って補強していきたい」と話した。