全国高校サッカー選手権大会が明日30日に開幕する。

 東福岡が2度目となる連覇に挑む。前回選手権優勝メンバー7人が残り、Jリーグ入りする3選手が軸になる。磐田内定のMF藤川虎太朗、鹿島内定のDF小田逸稀、G大阪内定のMF高江麗央(いずれも3年)。「Jトリオ」の中でも、注目は高江の右足。キッカーも務める攻撃的MFで、攻撃の起点となる。前回大会の準決勝、決勝で先発から外れ、途中出場したものの「悔しい思いしかない」。ここまでキック、FKの精度を高めた成果が問われる大会に向け「自分の武器でもあるドリブル、アシストで勝利に貢献したい」。

 全国高校総体は初戦敗退。森重潤也監督(51)は「目標だった総体連覇という先を見すぎた結果だった。選手権は目の前の試合に集中します」とキッパリ。心技一体となった「赤い軍団」が、初優勝から連覇した98年度以来の偉業に向かう。