Jリーグは14日、今季の全公式戦で「消えるスプレー」と呼ばれるバニシング・スプレーを再導入することを発表した。

 バニシング・スプレーは、FKや守備の壁の位置を明確にするため、審判員がピッチにスプレーを吹きかけ、一時的な線や印をつける際に使用する。14年のW杯ブラジル大会で使用されて注目を集め、日本では14年11月のナビスコ杯(現ルヴァン杯)決勝で試験導入され、15年に本格導入されたが、海外製のスプレー缶で液漏れの不具合があり使用中止となって、16年は使用されていなかった。

 「消えるスプレー」は今季のJ1~J3のリーグ戦、ルヴァン杯、富士ゼロックススーパー杯、J1昇格プレーオフで使用される。シーズン開幕後は、国内の「クイックレスポンス」が製造販売元、「Jリーグエンタープライズ」が発売元となって、全国のスポーツ用品店で販売される。