J1第13節が8月29、30日に行われる。各カードのoptaファクトは以下の通り。

※ファクト内の数字はJ1での成績


ヴィッセル神戸 – 横浜F・マリノス

・神戸対横浜FMの通算42試合では、神戸が8勝11分23敗と大きく負け越している。神戸にとって横浜FMは、現在J1に所属するクラブの中で最も勝率の低い相手(19%)。

・神戸は横浜FM戦直近14試合でわずか1勝(3分10敗)。この間、9試合で複数失点を喫している(1試合平均1.9失点)。

・神戸はホームでの横浜FM戦で現在4試合連続無得点を含め、7試合連続未勝利(2分5敗)。本拠地で同一クラブを相手に4試合連続無得点に終わったのは、クラブ史上ワースト記録。

・神戸は直近5試合でわずか1勝(2分2敗)。また、直近7試合のうち6試合で複数失点を喫している(計14失点)。

・神戸は前年度覇者との直近13試合でわずか2勝(4分7敗)。また、ホームでの同対戦では現在6試合連続未勝利(2分4敗)。

・横浜FMは現在、2019年9月以来クラブ史上最長タイとなる3試合連続3得点以上を挙げての3連勝中。この間での決定率はリーグ2位であり(20.8%:11点/53本)、今季それ以前の10試合での2倍以上を記録している(9.5%:14点/148本)。

・横浜FMはパス本数が今季リーグ最多であり(8,604)、対する神戸は同項目がリーグ2位(7,774)。しかし、同成功率は神戸がリーグベスト(87.5%)、横浜FMがリーグ2位(87%)。

・ドウグラスは2015年以降に出場した横浜FM戦5試合で5得点。同選手にとっては、同期間で最も多く得点を挙げている相手(名古屋、鳥栖と並び)。また、この5試合で全勝している。


北海道コンサドーレ札幌 – 名古屋グランパス

・札幌対名古屋の通算14試合では、札幌が7勝1分6敗とわずかに勝ち越している。札幌にとって名古屋は、これまで対戦したチームの中で最も獲得勝ち点が多い相手(22)。

・札幌は名古屋戦直近5試合で4勝(1敗)。この間、勝利を挙げた4試合ではいずれも複数得点を挙げている(計10得点)。

・札幌はホームでの名古屋戦通算7試合で5勝を挙げている(1分1敗)。本拠地で5試合以上対戦した中では、広島と並び最も勝率の高い相手(71.4%)。

・札幌は現在、2017年6月以来となる5試合連続未勝利(1分4敗)。この間、敗れた4試合ではいずれも3失点以上を喫している(1試合平均3.4失点)。

・名古屋は現在2試合連続無失点に抑えての2連勝中。今季無失点に抑えた5試合(リーグ最多タイ)すべてで勝利しており、今季白星を挙げた試合の1試合平均失点数は0.4(3失点/7試合)。また、アウェイ戦直近5試合では4勝(1敗)。

・名古屋がアウェイ戦で挙げた直近7得点のうち、4点はオウンゴールによるもの。敵地でのオウンゴールによる得点数としては、2015年以降で既にシーズン最多。

・ペトロヴィッチは監督として、浦和を率いた2012年の以降の名古屋戦14試合で10勝(4敗)。同期間では、最も多く勝利を挙げている相手。

・ジョアン・シミッチはMF登録選手の中で空中戦回数がリーグ最多タイ。また、同勝率は25回以上記録した同ポジション選手の中でリーグベスト(56.1%:23/41)。


浦和レッズ – 大分トリニータ

・浦和対大分の通算18試合では、浦和が8勝3分7敗とわずかに勝ち越している。浦和にとって大分は、現在J1に所属し、4試合以上対戦したチームの中で鳥栖(21)に次いで2番目に総獲得勝ち点が少ない相手(27)。

・浦和は昨季の大分戦で、2005年以来となるシーズンダブルを喫した。今節でも敗れると、今カードではクラブ史上初の3連敗となる。

・浦和は今季ホーム戦で2得点以上を記録していない2クラブの一つ(計4得点:鳥栖と並び)。しかし、ホームで1-0のスコアで勝利した試合数は名古屋と並びリーグ最多タイ(2)。

・浦和は九州のクラブとの直近10試合でわずか1勝(5分4敗)。しかし、ホームでの同対戦直近8試合ではわずか1敗しかしていない(3勝4分)。

・大分は現在、今季7月に記録して以来、今季チーム最長タイの3試合連続無敗(1勝2分)。この間2試合で無失点に抑えているが、複数得点も挙げていない(2得点、1失点)。

・大分はアウェイ戦で現在4試合連続未勝利(1分3敗)。敵地では今季全試合で失点を喫している(6試合11失点、1試合平均1.8失点)。

・山中亮輔は今季クロス数がリーグ最多タイ(75本:成功数20本)。同選手が今季最もクロスを供給しているのはレオナルド(4本)であり、この内の2本でアシストを記録している。

・鈴木義宜は今季チームで唯一、全試合にフル出場している。また、自身J1デビューを飾った昨季開幕以降、同クラブで全試合フル出場している唯一の選手。


柏レイソル – 鹿島アントラーズ

・柏対鹿島の通算46試合では、柏が13勝6分27敗と大きく負け越している。柏にとって鹿島は、これまで対戦したチームの中で最も多く敗戦を喫している相手。

・柏は鹿島戦で現在4試合連続未勝利(1分3敗)。この間、敗れた3試合ではいずれも3失点以上を喫している(計12失点)。しかし、今カード直近7試合のうち6試合で2得点を挙げている。

・柏は前節大分戦で17本のシュートを放ったが、今季第2節FC東京戦以来10試合ぶりの無得点(0-0)。1試合で11本以上のシュートを記録しながらノーゴールに終わったのは、2018年10月の名古屋戦以来だった(24本放ち、0-1)。

・鹿島は関東地方でのアウェイ戦直近19試合でわずか2勝(3分14敗)。しかし、このうちの1勝は、2018年11月の柏戦で挙げたもの(3-2)。

・鹿島は今季、リードを奪われている時間がリーグワースト(543分)。対する柏は、ホームでリードを奪っている時間が今季リーグで2番目に長い(218分)。

・柏が挙げた直近9得点は全て後半に記録したもの。対する鹿島は直近8失点の内、同時間帯ではわずか1失点のみ。また、今季後半に喫した失点の割合はリーグで最も小さい(32%、6/19失点)。

・江坂任は今季、オルンガが挙げた12得点のうち3点にアシストとして関与。これは同一選手へのアシスト数としては今季リーグ最多。

・永木亮太が鹿島加入後、J1初ゴールを決めたのは2017年7月のアウェイでの柏戦。同選手がアントラーズの選手として、もっとも得点に直接関与している対戦カードも柏戦(5試合で3点:1ゴール+2アシスト)。


川崎フロンターレ – 清水エスパルス

・川崎は清水戦で現在7試合連続無敗(5勝2分)。また、今カードでは現在13試合連続複数得点中(1試合平均2.4得点)。

・川崎はホームでの清水戦直近13試合でわずか1敗(6勝6分)。唯一の敗戦は、2014年11月の対戦で喫したもの(2-3)。

・川崎は現在、2019年9月以来となる2試合連続未勝利(1分1敗:当時6試合連続)。これ以前の2試合では計11得点を挙げていたが、この間は2得点に留まっている。

・川崎はホーム戦で現在、2018年12月以来となる5連勝中(当時6連勝)。この間、全試合で複数得点を記録(計15得点)。今季、本拠地では既に昨季と並ぶ5勝を挙げている(昨季:5勝9分3敗)。

・清水はアウェイ戦で現在、2017年8月以来となる8試合連続未勝利(3分5敗)。この間、一度も複数得点を記録していない(計5得点)。敵地で勝利を挙げたのは、2019年9月の湘南戦が最後(6-0)。

・川崎は今季オープンプレー(25)とセットプレー(11)からの得点がリーグ最多。一方の清水は今季全得点に対するセットプレーからの得点比率がリーグトップ(56%:10/18)。

・川崎は今季、試合時間76分から90分に挙げた得点数がリーグ最多タイ(8得点)。対する清水は、同時間帯に喫した失点数が今季リーグワースト(9失点)。

・三笘薫は出場したリーグ戦直近7試合で7点に直接関与している(5得点、2アシスト)。今季先発出場は2試合であり、出場時間が500分以下の選手では直接得点関与数がリーグ最多(7点:出場447分間)。


ガンバ大阪 – FC東京

・G大阪はFC東京戦直近10試合でわずか2勝(4分4敗)。しかし、この間の得失点差はわずか-1のみ(14得点、15失点)。

・G大阪はホームでのFC東京戦で現在9試合連続無敗(5勝4分)。本拠地での今カードで敗れたのは、2008年11月の対戦が最後(1-3)。

・G大阪は直近4試合でわずか1勝(1分2敗)。それ以前には4連勝を記録していた。また、今節敗れると、ホームでは2019年4月以来の連敗となる。

・FC東京はアウェイ戦で現在4試合連続引き分け。このうち、スコアレスドローに終わったC大阪戦以外では、いずれも先制点を喫している。敵地で勝利を挙げたのは、7月12日の横浜FM戦が最後(3-1)。

・FC東京はタックル数が今季リーグ最多(204)。対するG大阪は、タックル数がリーグで4番目に少ないが、その成功率は今季リーグベスト(67.6%:94/139)。

・今季、オープンプレーと、セットプレーからの得点がともに2桁台を記録しているのはFC東京(O12+S10)と川崎だけ。アウェイ戦でのセットプレーからの得点数はリーグ最多(8)。

・長谷川健太は監督として、アウェイでのG大阪戦通算8試合でわずか1勝(4分3敗)。唯一の勝利は、清水を率いていた2009年7月の対戦で挙げたもの(4-1)。

・ディエゴ・オリヴェイラはFC東京がG大阪戦で挙げた直近5得点のうち、3点を決めている。同選手にとっては、2番目に多く得点を挙げている相手(4得点)。


サンフレッチェ広島 – ベガルタ仙台

・広島対仙台の通算22試合では、広島が11勝5分6敗と勝ち越している。広島にとって仙台戦は、現在J1に所属し、18試合以上対戦した相手の中で両チーム合わせての1試合平均得点数が最も少ない対戦カード(2.5点)。

・広島は仙台戦直近5試合で3敗している(2勝)。今カードでの敗戦数としては、それ以前に初対戦からの17試合で喫したものと等しい(9勝5分3敗)。

・広島はホームでの仙台戦直近10試合でわずか1敗(7勝2分)。この間、7試合で無失点に抑えている(計5失点)。

・広島は現在、今季2度目の3試合連続未勝利(1分2敗)。また、2017年7月以来の2試合連続3失点以上を喫している。

・広島はホーム戦直近4試合でわずか1勝(1分2敗)。この間、勝利を挙げられなかった3試合でいずれも複数失点を喫している(1試合平均1.8失点)。

・仙台は直近9試合でわずか1勝(3分5敗)。また、今季開幕から11試合での獲得勝点は2014年(9)に次いでクラブ史上ワースト2位タイ(10)。同期間での勝利数は同ワーストタイ(2勝4分5敗)。

・広島は今季、クロス成功数がリーグ最多であり、同成功率はリーグベスト(29.2%:77/264)。対する仙台は、同成功率がリーグ2位(28.1%:65/231)。

・森島司は今季敵陣ボックス内へのCK成功率がリーグトップ(52.9%:18/34※同10本以上の選手限定)。西澤健太と並び、今季1試合での同成功数3回を、リーグ最多の4試合で記録している。


横浜FC – セレッソ大阪

・横浜FCは現在3連勝中。また、今季は4勝を挙げており、2007年シーズンの34試合で記録した勝利数と既に並んだ(4勝4分26敗)。

・横浜FCはホーム戦で現在、クラブ史上初の連勝中。また、今節でも無失点に抑えると、本拠地では同史上初となる2試合連続クリーンシートを記録する。

・C大阪は直近8試合でわずか1敗(4勝3分)。また、この間で複数失点を喫したのも敗れた川崎戦のみ(2-5)。

・C大阪は昇格クラブとの直近16試合でわずか2敗(8勝6分)。また、アウェイでの同対戦では2018年以降の6試合で無敗(4勝2分)。

・C大阪は神奈川県のクラブとの直近15試合でわずか1敗(11勝3分)。しかし、この1敗は同県クラブとの前回対戦で喫したもの(第11節川崎戦:2-5)。同対戦で連敗したのは、2006年5月が最後。

・C大阪はアウェイで先制点を挙げた試合数及び、同状況からの勝利数がいずれも今季リーグ最多(4勝/5試合)。対する横浜FCは今季、ホームで先制点を奪われた4試合で全敗。

・横浜FCはペナルティエリア外から放った枠内シュートが今季リーグ最少(9本)。対するC大阪も同シュートはリーグで3番目に少ないが、同枠内シュートの決定率はリーグベスト(27.3%:3点/11本)。

・横浜FCが今季ホーム戦で挙げた8得点にはすべて、一美和成(3得点、2アシスト)、もしくは松尾佑介(2得点、2アシスト)が直接関与。また、松尾は横浜FCが挙げた直近5得点のうち、3点に直接関与している(2得点、1アシスト)。